一般的には「体が柔らかい方が良い」というイメージが強いですが、そもそも「体が柔らかい」とはどのような状態なのでしょうか。
実はですね、それは筋肉などが柔らかいことではなく、関節の動く範囲(可動域)が大きく見えることを意味しています。
関節は、骨と骨のつなぎ目であり、靭帯によって安定を保つ部分。
各関節には適切な可動域があり、その可動域を超えてしまうと、伸ばしすぎ=靭帯を伸ばしている(損傷している)ということになります。
ちなみに股関節の伸展(足が体より後ろにいく状態)の適切な(参考)可動域は、なんと15度しかありません。汗
そのため例えば、前後に開脚をする場合、股関節は適切な可動域を超えているので、筋肉だけではなく、靭帯を伸ばしている可能性があります。
(*必要な知識のもと、それぞれの関節可動域や筋肉をうまく使えば、可動域を超えたポーズも安全に行えます。)
そしてその靭帯は、1度伸びたら元に戻りません⚠️
つまり必要な可動域を超えて柔軟性を追い求めると、靭帯は緩くなり、関節が不安定な状態が生まれてしまいます。
ということは、今は身体に不具合がなくても、年齢を重ねたり、今している運動を辞めて筋肉が衰えた時に、ただ関節(靭帯)が緩い状態になってしまうかもしれませんので、不調が出る前から身体を大切に扱っておきたいですよね。
また不安定な状態を安定させようとするのであれば、筋肉、特に小さなインナーマッスルを使えることが大切になります。
私も過去に、知識なくストレッチやヨガで柔らかさを追い求めていた時期があり、その代償で肩関節や股関節に不調があるので、ここまでは注意喚起も込めてお伝えしておきたいことでした。
一方で、硬すぎる身体もNGです。
体を動かさず硬くなってしまった身体は、関節包(骨と骨のつなぎ目の膜)や筋肉が硬くなってしまっている状態で、いわゆる凝りや痛みの原因となりますので、適度なストレッチやヨガは皆さんにとって良い運動となるでしょう。
また体が硬くなるにつれ、血管も硬くなっていきますので、要注意です。
以下は参考記事になります。
「体の硬さ」は動脈硬化が進んでいるサイン!
https://yogajournal.jp/16630
最後に、「ヨガ=柔らかくないとできない」そういったイメージもありますが、実はそうではありません。ヨガをすることで、自分の身体に合わせて、安全で快適な柔らかさを見つけて頂ければ大丈夫です◎

