VATAの季節到来

アーユルヴェーダの観点から、今回は秋冬の過ごし方についてご紹介します。
急に寒くなり不調を感じている方には、これからの季節を健やかに過ごすヒントになれば幸いです。

まずアーユルヴェーダとは、インドで生まれた世界最古の予防医学です。なんか難しそうだとか、アロマやエステのイメージを持つ方もいると思いますが、噛み砕きまくって言うと、私たちが健やかに生きていくために役に立つ、先人の知恵(おばあちゃんの知恵袋みたいな)であり、日本に生きる私たちにもとても有効なものです✴︎

そして寒くなるこの時期は、VATA(ヴァータ)と呼ばれる要素が増えやすい=乱れやすいとアーユルヴェーダでは考えられています。

VATAは「風」と「空」のエネルギーであり、

性質のキーワードは[動、軽、冷、速性、不規則]

びゅんびゅん自由に動く風をイメージしていただければOKです。笑

私たちの身体においては、運動や呼吸など、身体の循環にまつわるものをVATAが担っています。


つまりVATA自体が悪いものというわけではなくて、私たちにとって大事な要素の一つなのですが、この時期にVATAが増えすぎてしまった方は、以下のような症状が出やすいと考えられます。皆様いかがでしょうか。

《心》
そわそわ、不安、いらいら、注意不足、抑うつ

《行動》
不眠、疲労、落ち着きがない、衝動的、食欲がない

《体》
坐骨神経痛、腰痛、冷え性、便秘、生理痛、神経疾患(頭痛など)、高血圧、心筋梗塞、パニック障害、心配症、肌の乾燥 etc…


こんなVATAの症状に悩まされている方がご自身を整えていくためには、

⚫︎ゆったりとした(←ポイント)ヨガや呼吸法をする。
⚫︎心身の休息を十分にとり、規則的な食事や睡眠をとるように心がける。
⚫︎入浴などで身体を温かく保つ。
⚫︎冷えやすい部分のマッサージをする。特にごま油でのオイルマッサージがおすすめ。

⚫︎食べ物を選ぶ際は、

〈食事〉
鍋料理など、温かく、消化の良いものを食べる。
控えたいものは冷たい食べ物、生野菜、特にナス科、ドライフルーツ

〈味〉
・油気(ギー、バター、オリーブ油、動物性脂肪)
・甘味のあるもの(米、全粒粉、かぼちゃetc.)
・酸味(レモン、かぼす)
・塩気のあるもの

〈スパイス〉
ショウガ、コショウ、シナモン、ナツメグを適量に。

〈飲み物〉
白湯、ハーブティー、ホットミルク◯
控えたいものは冷たいお水、コーヒー



簡単にまとめると、
VATAの症状が出て不調な時は、暖かくしてゆったり過ごし(頑張りすぎ、行動しすぎず)、身体の中から温まるようなものを食べる飲む!というところでしょうか。


日本に生きる私たちにも頷ける教えがアーユルヴェーダには実は沢山ありますので、これからの季節が少しでも快適に過ごせるよう、ぜひ生活に取り入れてみてくださいませ。

最後に、

寒さに弱く身体が冷えやすい方は(特に体質がVATAの方は)耳を温めると良いのだそうです。ニット帽をかぶったり、マッサージをすると心が少し落ち着いてくるかもしれません。これはイシュタヨガの先輩の講義で教えてもらったことなのですが、VATAが乱れやすく、年々寒さに弱くなってきて、耳の冷えが気になっていた私にとっては非常に有難い教えでした。


私の学んだヨガはイシュタヨガといって、アーユルヴェーダの教えが3本柱の一つ♩そのため、クラスでも時にこんなお話をしています。

こちらはスリランカで買って重宝しているオイルです。